ＦＣ東京“太田後継”小川デビューへ！リオ狙える１９歳レフティー

ビンズオン戦へ向け軽快な動きを見せるＦＣ東京の小川（左）

ＡＣＬ１次リーグＥ組 ＦＣ東京―ビンズオン

（3月1日 味スタ）
　高卒２年目のＦＣ東京ＤＦ小川諒也（１９）が、ＡＣＬでプロデビューを飾る。

　チームは１日、ＡＣＬ１次リーグＥ組第２戦でビンズオン（ベトナム）とホームで対戦。ハード日程もあり大幅なメンバー変更が予想される中、城福監督は左サイドバックに小川を大抜てき。前日の全体練習後にはＦＷ前田をターゲットに左クロスの感触を確認した小川は「いつも試合に出る準備はしていた」と意気込んだ。

　流通経大柏高３年時に出場した全国高校選手権では４強入り。大会優秀選手にも選出された。１年目の昨季は公式戦でベンチ入りさえなかったが、安間コーチ指導のもとで着実に成長。駒野、室屋とサイドバックにケガ人が続出した中で、２月２７日の大宮との開幕戦ではプロ入り初のベンチ入りを果たし、今回は先発デビューのチャンスが巡ってきた。

　強じんなフィジカルを持ち、左足のキックも威力十分。年齢的にはリオ五輪も狙える世代だ。フィテッセに移籍した太田の後継者として期待されるレフティーが、デビュー戦で成長ぶりを見せつける。