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中沢 カズに続く!38歳バースデーに“開幕ボンバー弾”誓う

[ 2016年2月26日 09:17 ]

38歳のバースデーケーキに笑顔をみせる中沢

 J1は27日、各地で開幕し、横浜はホームに仙台を迎える。25日に38歳の誕生日を迎えた横浜の元日本代表DF中沢佑二は自らのバースデーを祝う開幕戦ゴールを狙うと表明した。38歳2日での達成となれば、日本人選手では05年3月、神戸時代の三浦知良(現J2横浜FC)がC大阪との開幕戦で決めた38歳8日に次ぐ歴代2位の開幕戦年長ゴールとなる。

【J1日程】

 また一つ、レジェンドの階段を駆け上がる。仙台との開幕戦2日前に迎えたバースデー。中沢は「バースデーゴールを決めたい。残り少ないサッカー人生、記録より記憶に残るゴールを、ね」と笑った。決めれば38歳2日での達成で、日本人選手では神戸時代のカズの38歳8日に次ぐ年長開幕弾。新たな勲章となる。

 38歳のボンバーが求めるのは記憶に残るプレーに加え、タイトルだ。年齢を重ね、その思いは強くなった。残りの現役生活について「とりあえず40歳まで。あと2年でいい。その先は心と体と相談して。40までと決めるとタイトルへの思いはより膨らんでくる」と言う。もともと、目標を定め逆算するタイプ。その中で導き出した開幕弾。13年度の天皇杯以来のタイトルへ全身全霊を注ぐ。

 準備は万端だ。「フィジカル系テストでもクオリティーを保っている」とモンバエルツ監督。誰よりも早く練習場に来て準備を始めるルーティン。酒や甘いものは食さない。この日も報道陣が撮影用に用意したバースデーケーキに喜びながらも、口にしないのはいつも通りだ。昨季終了後はほとんどオフを挟まず、昨年12月1日には自主トレを開始して今季に備えてきた。

 30代では初めての全試合フルタイム出場も2年連続で継続中だ。「数字にこだわっているといえば90分走り続けること」と言う。1~2月の沖縄、宮崎合宿の練習試合では4戦連続無得点と決定力に不安を残す横浜。攻守で中沢に懸かる期待は大きい。過密日程を避けるためJ1史上初めて2月に迎える開幕戦。38歳のボンバーが“祝砲”を打ち上げる。

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2016年2月26日のニュース