ネイマール　５５億円の資産凍結…自家用機使えず代表戦に影響も

ブラジル当局から約５５億円相当の資産を凍結されたバルセロナのＦＷネイマール（ＡＰ）

　ブラジル当局がバルセロナの同国代表ＦＷネイマール（２４）の資産１億９２００万レアル（約５５億円）相当を凍結したと地元メディアが１５日に報じた。差し押さえられたのは銀行口座の他、約１３億円の自家用ジェットや約７億円の豪華ヨット、ブラジル国内に所有する不動産なども含まれるという。

　クラブと代表チームで活躍するストライカーは、公私にわたる世界中の移動を自家用ジェットで行っている。スペイン紙ムンド・デポルティーボによると、昨年６月に開催された南米選手権への代表合流や同７月の来日の際も使用していたという。１８年ロシアＷ杯南米予選への移動にも使用しているだけに、長距離移動の手段を失うことは同予選でのパフォーマンスにも影響を及ぼすことになりそうだ。

　税務当局はネイマールがサントス（ブラジル）でプレーしていた１１年から１３年までの間、家族とダミー会社をつくって６３６０万レアルを脱税したと指摘。サントスからバルセロナに移籍した際の移籍金にも脱税疑惑があるとして調査している。