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武藤、右膝じん帯損傷で3月代表戦アウト W杯2次予選間に合わず

[ 2016年2月14日 05:30 ]

3月最終予選の欠場が濃厚になった武藤

 マインツのFW武藤嘉紀(23)が、3月に控える日本代表のW杯アジア2次予選2試合(24日=アフガニスタン戦、29日=シリア戦)を欠場する見通しとなった。6日のハノーバー戦で右膝外側側副じん帯を損傷。12日のシャルケ戦後に取材に応じたマインツのシュミット監督は、実戦復帰について「代表戦のための(リーグ戦)中断期間の頃だろう」と断言し、準備期間が短いことから予選2試合に間に合わない可能性が高まった。

 指揮官はケガの状況について「今回は筋肉に部分的な亀裂が入っただけ。ひどくなかった」と強調。それでも「(最初の)2週間とか2週間半は安静にしなければならない」と言い、その後についても「3週間から3週間半で練習に入って、最高にうまくいって4週間でそこで一緒にやって6週間で試合ができるようになる」と説明した。

 言葉通りなら武藤は回復が順調な場合で3月上旬にもチームに合流できる見通しだが、試合に復帰できる状態になるまでには6週間ほど要するという。指揮官は「中断期間前の最後の試合でメンバーに入るかもしれない」とし、全てが順調に進んだ場合は3月19日のブレーメン戦でのメンバー入りも示唆したが、想定しているのは15~20分という短時間での出場。間に合ったとしても万全には程遠い状態で、直後に予定される代表への強行招集は考えづらい。

 日本代表のハリルホジッチ監督は「1トップで岡崎と競わせる」と武藤にゴールゲッターとして大きな期待をかけているだけに、今季ドイツで成長を遂げているストライカーが欠場することになれば、格下相手との対戦とはいえ、チームにとって痛手となりそうだ。

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