日本サッカー協会会長選告示、田嶋氏＆原氏が正式に会長候補選出

　日本サッカー協会の役員改選に伴う初の会長選挙が２１日に告示され、田嶋幸三副会長（５８）と原博実専務理事（５７）が正式に会長候補者となった。

　評議員７５人による選挙は３１日の臨時評議員会で実施される。告示前に東京都文京区のＪＦＡハウスで開催された理事会では、６日に締め切られていた理事２８人の投票結果を公表。１９対９で上回った田嶋副会長を理事会として候補者に選出することを決めた。両候補者ともに評議員推薦で会長候補者として必要な７票以上を得て、要件を満たした。

　田嶋副会長は「育成日本復活」を掲げ「クラブの活動も大切だが、ある程度代表チームを中心の活動を多くして世界を経験させることも重要」と語った。これに対し原専務理事は「昔こうだったという育成日本復活というよりは、世界サッカーの早い流れの中で育成法を試行錯誤するのが大事」と指摘。両候補者ともに、日本代表のハリルホジッチ監督に対する評価は高く、日本協会の役員報酬の開示にも積極的な姿勢を示した。