Ｇ大阪　チーム力の底上げへ全員体力づくり

　Ｇ大阪は沖縄キャンプ２日目の１９日、２部練習で本格的な体力づくりに突入した。Ｊ３にも参入する今季は若手を増やしてトップチームとの差別化を図るが、沖縄と２月の宮崎キャンプまでは全員同じメニューを消化予定。その狙いが、チーム力の底上げだ。

　昨季はＡＣＬやリーグ、ナビスコ杯を並行して戦う中でＧＫ以外は新人を含めて全選手がベンチ入りした。今季も総力戦となることは間違いないだけに、開幕までに戦術や連係の共通理解を深めるプランだ。

　長谷川監督は「いまのところキャンプで分けることはしない。平等に選手を見極めたいというのもあるし、ケガ人が多くてきょうもフィールドが２５人だったので」と説明した。３５歳のＭＦ遠藤と高卒新人ＭＦ市丸を同部屋にするなど、若手とベテランの融合も図っている今キャンプ。長いシーズンを見据えて動き出している。