×

ジダン監督初陣5発“レジェンド流”4―2―3―1で攻撃活性

[ 2016年1月11日 05:30 ]

初戦を大勝で飾ったジダン監督(AP)

リーガ・エスパニョーラ第19節 レアル・マドリード5―0ラコルニャ

(1月9日)
 第19節の5試合が9日に行われ、3位のレアル・マドリードはホームでラコルニャに5―0で大勝。4日に解任されたベニテス前監督に代わりBチームから昇格したジネディーヌ・ジダン新監督(43)の初陣を飾った。バルセロナはFWリオネル・メッシ(28)のハットトリックなどで4―0とグラナダを下し、暫定首位に浮上した。

 最高の船出となった。ジダン新監督は後半ロスタイムにFWベンゼマがチーム5点目を決めると、左手を上げて控えめに喜びを表現。トップチームでの初指揮で大勝し「試合に勝てば監督は満足に思う。何より最も好ましく感じたのは、チームの勝利を求める姿勢だ」と喜びをかみしめた。

 ジダン流の一端を披露した。布陣を4―3―3から4―2―3―1に変更し、ベニテス前監督に冷遇されたイスコをトップ下で起用。攻撃の起点として躍動した22番を「特に素晴らしかった」と絶賛した。C・ロナウドに得点はなかったが、ベイルがハットトリック、ベンゼマが2得点と攻撃陣を活性化させた。

 ジダンフィーバーだ。5日の初練習には約6000人のサポーターが集結。8日からジダンが現役時代に着た5番のユニホーム販売が始まった。この日の観衆は7万1627人で前回ホームから約2000人増え、前監督に向けられたブーイングはレジェンド指揮官への声援に変わった。「変化があったのは監督一人だけだ。レアルは常に勝利しなければならない。今、重要なのは継続すること。それができると確信している」と名門再建に自信を示した。

続きを表示

2016年1月11日のニュース