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青森山田ミラクル8強!ロスタイム2発で同点、PK戦も制した

[ 2016年1月3日 16:12 ]

<青森山田・桐光学園>劇的な勝利に飛び上がって喜ぶ広末(右)に笑顔の青森山田・神谷(中)

第94回全国高校サッカー選手権大会3回戦 青森山田2―2(PK5―4)桐光学園

(1月3日 ニッパツ)
 第94回全国高校サッカー選手権大会第4日は3日、首都圏4会場で3回戦8試合が行われ、19年連続21度目出場の青森山田(青森)が敗色濃厚の後半ロスタイムに2点を取り返して同点に追いつき、PK戦を全員が決めて5―4で制するという劇的な展開でベスト8入りを決めた。5日の準々決勝では、3回戦で矢板中央(栃木)を2―1で下した富山第一(富山)と対戦する。

 青森山田は0―2で迎えた後半もロスタイムへと突入。敗色濃厚だったところから追いついた。まずは後半42分、途中出場していたFW成田拳斗(3年)が右CKを頭で決めて1点差とすると、45分にはDF原山海里(3年)の武器である左ロングスローをMF吉田開(3年)が頭で叩きこんで土壇場で同点。土俵際で追いついて突入したPK戦では5人全員が決めて5―4で制した。

 2年ぶり9度目出場の桐光学園(神奈川)は、準優勝した1996年度大会にエースだった元日本代表MF中村俊輔(37)も観戦する中、J1磐田への加入が決まっているU―18日本代表FW小川航基(3年)が前半32分、中央からのパスを受けて右に流れ、右足でゴール左隅に突き刺すと、後半3分には右クロスを頭で合わせて2点目。2回戦の長崎南山(長崎)戦に続く2試合連続2ゴールで試合を優位に進めたが、その小川が後半18分に自ら得たPKをクロスバーの上に外してハットトリックを逃すと、PK戦でも5人目の小川がU―18日本代表のチームメートである青森山田GK広末陸(2年)に止められ、まさかの敗戦。主将でもある小川はピッチに崩れ落ちて号泣した。

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2016年1月3日のニュース