駒大高ＰＫ戦突破５大会ぶり１６強　ＧＫ鈴木ファインセーブ

＜駒大高・尚志＞茂木のＰＫを止める鈴木

第９４回全国高校サッカー第３日 駒大高０―０（ＰＫ３―０）尚志

（1月2日 駒沢）
　駒大高（東京Ｂ）は、２年生ＧＫ鈴木がチームを５大会ぶりの１６強に導いた。０―０のままＰＫ戦に入ると、１人目の尚志ＤＦ茂木のシュートを右に跳んでファインセーブ。

　「あっちに来ると思った。止められて良かった」と冷静に読み切って相手に重圧をかけた。２人目はゴールポスト、３人目はバーの上と一本も成功させなかった。１２月３０日の開幕戦ではＰＫを決められたが、大野監督から「５年前の先輩（岸谷）はＰＫを止めて新聞に載ったんだぞ」と気合を入れられていたという。同校から約２キロに位置する駒沢陸上競技場で再び勝利。指揮官は「地元の応援のおかげ」と感謝した。

　▼尚志ＤＦ・茂木主将　チャンスで決められなかったのが課題だと思った。（ＰＫは）応援してくれるみんなの思いを込めて蹴ったが、ＧＫがうまかった。