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遠藤CBのオプション試す 3年以上ぶりも「やりやすかった」

[ 2015年12月25日 05:30 ]

リラックスした表情で調整する遠藤

 来年1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(1月12日開幕、カタール)に向けて合宿中のU―22日本代表は24日、沖縄県石垣市内で調整した。戦術練習では、MF遠藤航(22)がセンターバック(CB)に入るオプションを試した。

 アジア最終予選で遠藤主将が2役を演じる。10対10の戦術練習でセンターバックの右に入りDF植田とコンビを組んだ。「オプションとしてCBをやる可能性があるというのは(手倉森監督から)言われていた。やりやすかったです」と、手応えを示した。

 湘南では3バックの右を務めており、来季から所属する浦和でも3バックでプレーする可能性が高い。U―22代表での本職はボランチ。14年仁川アジア大会のネパール戦で試合途中に急きょ入ったことはあるが、本格的に4バックのCBで準備するのは「U―19日本代表以来」(遠藤)と、3年以上前のことだ。

 やむにやまれぬチーム事情がある。決定力不足に悩む手倉森ジャパンはセンターバックを3人の登録にし、攻撃陣の枚数を増やす可能性がある。指揮官は「CBの役割も回ってくるかも。(遠藤は)意欲的だし、この合宿でやっていこうと話した」と明かした。あくまでも本職は中盤の底だが、緊急事態には遠藤主将が最終ラインでチームを締める。

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