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ネイマール 2アシスト含め観衆魅了!故障の影響感じさせず

[ 2015年12月21日 05:30 ]

リバープレート戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたバルセロナのFWネイマール

クラブW杯決勝 バルセロナ3―0リバープレート

(12月20日 横浜国際)
 ブラジルの至宝が圧倒的なパフォーマンスで観衆を魅了した。左内転筋痛から先発で復帰したバリセロナのFWネイマールが2アシストの活躍。前半36分に右クロスを頭で折り返してメッシの先制弾を演出すると、2―0の後半23分には左サイドからのクロスでスアレスのダメ押し弾をお膳立てした。
【試合結果 クラブW杯】

 得点場面以外にも、スピードに乗ったドリブルで何度も好機を演出。8日の練習中に負傷し、17日の準決勝を欠場した影響を感じさせなかった。試合後のロッカーではカップにキスしている写真をインスタグラム(写真共有アプリ)に投稿。「仲間のおかげで夢を達成することができた。家族や友人にささげたい。チャンピオンだ」と喜びをつづった。

 4年前のリベンジを果たした。サントス(ブラジル)時代の11年クラブW杯決勝はバルセロナに0―4と完敗。当時19歳のエースはシュート2本しか打てず無得点に終わった。MVPに輝いたバルセロナのメッシに表彰台でユニホーム交換を懇願。敵将グアルディオラ監督(現バイエルンM)には「僕をバルサに連れていってほしい」と直訴した。熱意は13年夏に移籍という形で実った。

 加入2年目の昨季は51試合39得点の活躍。来年1月発表のFIFAバロンドールの最終候補3人に初選出された。メッシからも「(11年クラブW杯決勝から)何年もたって、僕はネイマールの成長を目の当たりにした。以前から凄い選手だったが、今はさらに偉大な選手」と絶賛されている。

 ネイマールは「今年は最後にケガをしてしまったが、調子は良かった。16年はバルサでタイトルを獲得し続けると同時にブラジル代表でも活躍したい。リオ五輪で金メダルを獲得したい」と力を込めた。14年W杯ブラジル大会では準々決勝で骨折し、欠場した準決勝でドイツに1―7と大敗。世界舞台での苦い思いを払しょくするため、次はリオ五輪で頂点を狙う。

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2015年12月21日のニュース