名古屋　小倉新監督が就任会見「スタイルを確立。勝ちこだわる」

Ｊ１名古屋のＧＭ兼監督就任が決まり、笑顔で記者会見する小倉隆史氏

　Ｊ１名古屋のゼネラルマネジャー（ＧＭ）兼監督に就任する小倉隆史氏（４２）が２５日、名古屋市で記者会見し「チームとしてのスタイルを確立させる。その上で勝ちにこだわらないといけない。自分の力を最大限に発揮する」と意欲を語った。監督としては２年契約。

　小倉氏は１９９２年に名古屋に入団。Ｊ１通算１６６試合で３４得点を挙げ、甲府に所属した２００５年限りで現役を引退した。これまで指導経験はないが、ことし６月に名古屋のＧＭ補佐に就任していた。Ｊリーグの監督がＧＭを兼務するのは珍しい。「難しくもあり、やりがいがある仕事をやらせてもらえると思っている」と語った。

　兼務していたＧＭ職を退任する久米一正社長は「チームに新しい風を吹かせるために指名した」と理由を説明した。

　今季の名古屋は年間９位に終わり、２年間指揮を執った西野朗監督が満了で退任となった。

　◆小倉　隆史（おぐら・たかふみ）三重・四日市中央工高から９２年に名古屋に入団。左足からの強烈なシュートを武器にＦＷとして活躍した。甲府に在籍した０５年限りで現役を引退。解説者として活動し、ことし６月に名古屋のＧＭ補佐に就任。Ｊ１通算１６６試合で３４得点。日本代表では５試合で１得点。４２歳。三重県出身。