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C大阪 格下に零敗…自動昇格“赤信号”で指揮官解任の可能性も

[ 2015年10月19日 05:30 ]

群馬に敗れ、引き揚げるC大阪イレブン

J2第37節 C大阪0―2群馬

(10月18日 正田スタ)
 C大阪はアウェーで群馬に0―2で敗れた。4位はキープしたが、2位磐田とは勝ち点7差に開き、残り5試合での自動昇格圏入りは絶望的。前節の北九州戦後に辞意を口にしながら撤回したパウロ・アウトゥオリ監督(59)は、契約を残しながら途中解任される可能性が出てきた。
【試合結果 J2順位表 得点ランキング】

 前代未聞のドタバタ劇に見舞われたC大阪が、敵地で力なく敗れた。15位に沈む群馬相手に前半の決定機を生かせず、後半に2失点。長谷川の移籍後は封印していた4―3―3の布陣で挑むも不発に終わった。残り5試合で2位磐田とは勝ち点7差。3位福岡にも勝ち点5差と離され、自動昇格は絶望的となった。

 前節の北九州戦後に選手の前で辞意を口にしながら、それを撤回したアウトゥオリ監督は、なぜか普段とは違うスーツ姿で指揮。後半はベンチ前に出ることはほとんどなく、座ったまま淡々と敗戦を見届けた。試合後は「先週(北九州戦)は勝ったが内容に乏しかった。きょうは負けたけど、選手のパフォーマンスに手応えを感じている」と強気に語った。だが、ピッチ外の騒動がチームに悪影響を及ぼしていることは明白。クラブ内では指揮官の言動を問題視する声が出ており、契約を残しながら途中解任する可能性が浮上した。監督交代となった場合は、大熊清強化部長が暫定で指揮を執る可能性が高い。J1昇格へ、プレーオフも含めれば残り7試合。まずは揺れるチームを1つに束ねることが先決だ。

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2015年10月19日のニュース