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清水サポーター怒りあらわ「現実を見てこなかったつけが来た」

[ 2015年10月17日 22:05 ]

仙台に敗れ、声を荒らげる清水サポーター

 1993年のJリーグ開幕以来、降格したことがなかった名門チーム清水のJ2降格が17日、決まった。「現実を見てこなかったつけが来た」。サッカーどころで知られる地元・静岡のサポーターたちは怒りを隠そうとしなかった。

 年間順位最下位のチームは、ホームのIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で仙台と対戦したが、0対1で敗北。試合後、うなだれるイレブンに送られる拍手はまばらだった。試合後、スタンドに残ったサポーターたちは、チーム幹部に説明を求め「出てこい」「ふざけんな」と激しい言葉を浴びせた。

 小学生のころから応援しているという清水区のパート従業員の女性(33)は「選手の育成強化にまともに取り組んでいない。その場しのぎで現実を見てこなかったから、こういう結果を招いた」と不満をあらわに。

 清水エスパルスサポーター有志の会の会長を務める成岡正雄さん(57)は降格を覚悟していた様子で「サポーターは応援するだけ。何とかチームに立ち直ってほしい」と話していた。

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