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大久保 14年ぶり丸刈りに 抗がん剤治療の妻の不安和らげるため

[ 2015年10月11日 16:42 ]

川崎Fの大久保嘉人

 J1川崎FのFW大久保嘉人(33)が11日、自身のインスタグラムを更新。14年ぶりの丸刈り姿を公開した。今夏に流産した夫人が抗がん剤治療が必要となることを明かし「これからの入院や治療への不安を少しでも和らげれたらなぁと思い、子どもたちと相談して坊主にしてみました」と、その理由を明かした。

 
 大久保は3人の息子とともに丸刈り姿の写真をアップ。「14年ぶりに坊主にしました。息子たちとともに。国見時代の自分を思い出してくれる人をいるのでは?これから寒くなってくるだろうにみんなで坊主にしたわけがあります」と切り出した。

 夫人が今夏に流産。「胞状奇胎だったということが分かりました。手術もしましたが、術後の経過が順調じゃなく、入院しての治療が必要になりました。奇胎後hCG存続症というみたいですが、この病気には抗がん剤治療が必要みたいです」と明かした。

 「抗がん剤の副作用で髪が抜けるかもしれないと聞き、そうなると妻がショックを受けると思いました。これからの入院や治療への不安を少しでも和らげれたらなぁと思い、子どもたちと相談して坊主にしてみました。仮に副作用が軽く済んで、もともと髪の多い妻が脱毛を気にしないで済むかもしれないけど、我が家のやんちゃ坊主の笑顔がとってもよく見えるし、何よりサッパリしましたー!そんなこんなで、みんなで乗り越えて冬にはもっと笑顔でいたいと思います!」と丸刈りに込めた思いをつづった。

 「胞状奇胎」とは、昔は「ぶどう子」とも呼ばれた疾患で、妊娠した子宮内にぶどうの房のような外観の“つぶつぶ”が多数存在する病気。胞状奇胎の術後は、血液中のhCGというホルモンの値が重要になる。hCG値が高値だが、病巣がはっきりしない場合を「奇胎後hCG存続症」と呼ぶ。子宮の筋肉の中に胞状奇胎の細胞の一部が侵入して腫瘍性病変を形成する病気「侵入奇胎」のカテゴリーとして治療方針が立てられ、抗がん剤治療が非常によく効く。

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2015年10月11日のニュース