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健太監督 ACL4強へピリピリ「先発教えたら準備ムダになる」

[ 2015年9月15日 05:30 ]

ACL準々決勝・全北現代へ向け「ノーコメント」を貫いたG大阪の長谷川監督

 ピリピリムードが漂った。G大阪は14日、吹田市内で、16日にホーム万博競技場で迎えるACL準々決勝・全北現代(韓国)との第2戦に向けて非公開で調整した。

 敵地での第1戦を0―0で引き分けており、勝てば文句なしに準決勝進出が決まる一方、失点してのドローなら敗退となる大一番。FW宇佐美が累積警告による出場停止で不在となる中、長谷川監督は、先発メンバーや戦術に関する質問に対して「ノーコメントです」を4度も繰り返し、鉄のカーテンを敷いた。

 普段は笑顔を交えながら気さくに取材に応じる指揮官には異例の対応。今季の最大目標に掲げるアジア制覇へ「日本語の分かる通訳もいるし、先発メンバーが分かってしまったら何のために準備しているのかという話になる」と語気を強めた。

 エース抜きの戦いで、問われるのはチームの総合力。「ここで戦えない選手はサッカーを辞めた方がいい。選手も分かってくれているし、全員に期待したい」。信頼と覚悟を口にした指揮官が、クラブにとってACL通算30勝目となる節目の白星で、優勝した08年以来の4強をつかみ取る。

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2015年9月15日のニュース