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佐々木監督 東アジア杯は初戦の北朝鮮戦が“最大関門”

[ 2015年7月31日 05:30 ]

練習公開時間の打ち切りを指示する佐々木監督

 8月1日開幕の東アジア杯(中国・武漢)に臨むなでしこジャパンの佐々木監督が、北朝鮮との初戦を最大の関門に設定した。30日に公式会見に臨み、ターンオーバー制を敷くかは北朝鮮戦の結果次第と打ち明けた。「優勝という目標に立ち返れば、第1戦でどう戦うか次第。(入れ替えを)決めつけるということではない」と話した。

 いきなり北朝鮮に敗れれば、来年のリオデジャネイロ五輪へ向けた戦力の見極めにも支障が出る。「3分の1の選手がリオ五輪に関わってほしい」と話す指揮官は、国内合宿から全23選手を2チームに分け、より多くの選手の実力を見ようとしてきた。だが、一方で2大会ぶりの優勝は譲れない。北朝鮮戦でつまずけばベストメンバーで次戦の韓国戦も戦うことになる。多くの戦力を見定めるためにも、初戦が分岐点となる。会場のピッチは芝が短く、至る所ではげている。悪条件だが、佐々木監督にとって武漢は09年にU―19アジア選手権を制した縁起のいい場所。「新鋭の選手たちと優勝を目指したい」。佐々木監督の新しい挑戦が始まる。

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2015年7月31日のニュース