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G大阪 お疲れドローも…“初選出男”米倉が今季初ゴール

[ 2015年7月30日 05:30 ]

新潟戦の後半、ヘディングでゴールを決めるG大阪・米倉(左)

J1第2S第5節 G大阪2―2新潟

(7月29日 デンカS)
 11日からの19日間で6戦目。疲労もピークに近いG大阪が敵地で最低限の勝ち点1を手にした。

 劣勢の空気を変えたのは、8月2日開幕の東アジア杯(中国・武漢)に挑む日本代表に初選出された米倉だった。1点ビハインドの後半2分、遠藤のCKを頭で合わせ同点弾。「練習から狙っていた形。中から相手の前に出る動きはつかまえにくい」。守備の選手として経験した相手の嫌がる動きを実践し、今季リーグ戦初得点につなげた。

 期待に応える一発でもあった。昨季はセットプレー時には相手カウンターをケアし、ゴール前には入っていなかった。それでも今季は、垂直跳び80センチ超の跳躍力を買われて、ゴール前で勝負する役割を与えられた。「今年から中にいるので、何とか点を取りたいと思っていた」。代表合流前の最後の一戦で結果を出し、ホッとしていた。

 6連戦すべて先発した遠藤も1ゴール1アシストの活躍。後半9分には3戦連発となるPKを決めてJ1通算98得点に伸ばした。MFでは藤田俊哉氏以来2人目となる100得点を視界に捉えた司令塔は「勝ち点1を前向きに捉えて次につなげたい」と中断後の進撃へ、気持ちを切り替えた。

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