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ブラッター会長に札束舞う 英コメディアンがFIFA金権体質を批判?

[ 2015年7月21日 10:18 ]

臨時理事会の後の記者会見で冒頭、札のような紙片を投げつけられるFIFAのブラッター会長(AP)

 20日にスイスのチューリヒで行われた国際サッカー連盟(FIFA)臨時理事会後のブラッター会長の記者会見で、FIFAの「金権体質」を強烈に皮肉る「事件」があった。会見のために着席した会長に男性が突然近づき、米ドルを模した札束を放り投げた。

 AP通信によると、この男性は英国のコメディアンのサイモン・ブロドキン氏で「これは2026年の北朝鮮のため」と言って紙幣をばらまいた。汚職が指摘されるワールドカップ(W杯)招致を引き合いに出した辛口のジョークとみられる。

 さらに憤慨するブラッター会長を横目に「北朝鮮のサッカー大使としてFIFAと26年W杯開催契約を結べてうれしい」と続け、職員に会場外に連れ出された。

 思わぬトラブルに見舞われたブラッター会長はいったん退席し、会見が一時中断する混乱となった。(共同)

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2015年7月21日のニュース