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ハリル監督 新戦力探す!東アジア杯でターンオーバー制導入へ

[ 2015年7月18日 05:30 ]

東アジア杯でターンオーバー制導入の意向を示した日本代表のハリルホジッチ監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が8月2日開幕の東アジア杯でターンオーバー制を導入する方針であることが17日に判明した。8日間で3試合の過密日程となるため、招集予定の23選手を可能な限り起用する意向。大会連覇を目指すとともに、9月のW杯アジア2次予選(3日カンボジア戦、8日アフガニスタン戦)を見据えて国内組を幅広くテストする。

【日本代表日程 東アジア杯予備登録メンバー】

 連覇を懸けた東アジア杯で、ハリルホジッチ監督が勝利と選手選考の両立を目指す。8月2日の北朝鮮との初戦を皮切りに、5日の韓国戦、9日の中国戦と続く過密日程。国際Aマッチデーではないため欧州組の招集は難しく、国内組をベースに臨むことが決まっている。23日に発表予定のメンバーは23人の見通し。関係者によると、各ポジション2人+GK3人を基本に調整しており、3試合で可能な限り多くの選手を起用する方針だという。

 霜田技術委員長は23選手の選考ポイントについて「W杯予選で戦える選手かどうか。監督は常にW杯予選を頭に入れている」と説明する。10日に発表された予備登録50人には武岡(川崎F)、米倉(G大阪)、大武(名古屋)、大谷(柏)、武藤(浦和)、浅野(広島)ら新顔も多い。日本代表は5月にも国内組合宿を実施したが、対外試合はなかった。欧州組不在の東アジア杯は国際舞台で国内組の力を見極める数少ない舞台となる。

 ザッケローニ元監督の指揮した13年の前回大会は今回と同様に国内組で臨み、大迫、柿谷、山口ら新戦力が台頭。大会を機に主力となり、14年W杯ブラジル大会メンバーにも多くの選手が名を連ねた。東アジア杯は成り上がりを目指す国内組の“登竜門”。勝利への執着心の強いハリルホジッチ監督が事前練習でアピール不足の選手にチャンスを与えない可能性もあるが、8月の平均最高気温が32度を超える武漢でのターンオーバー制導入は、連覇とテストを目指す上で理にかなった策となる。

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2015年7月18日のニュース