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G大阪、2点リードひっくり返された!宇佐美精彩欠き後半交代

[ 2015年7月16日 08:00 ]

<名古屋・G大阪>後半、闘莉王(上)に宇佐美が倒されるもPKにならず

J1第2ステージ第2節 G大阪2-3名古屋

(7月15日 パロ瑞穂)
 G大阪はアウェーで名古屋に2―3の逆転負けを喫した。前半に2点を先行しながら、後半に守備が破綻し3失点。早くも第2ステージ初黒星を喫した。

 灼熱夜の悪夢だった。G大阪が2点リードしながら後半に3失点を喫し、痛恨の逆転負け。2点差をひっくり返されたのはJ2に降格した12年5月以来、約3年2カ月ぶりで長谷川監督の下では初の屈辱となった。

 序盤は理想的な展開だった。前半8分、3試合ぶり先発のMF大森の今季初ゴールで先制。同30分にはFWパトリックの2戦連発となるヘディング弾で追加点を奪った。

 そこから味わわされたまさかの逆転劇。指揮官は要因に「2点を取った後から、気の抜けたようなプレーが目立った」と“心の問題”を挙げた。矛先は2トップに向けられ「相手の永井や川又があれだけ走っていた。パトリックと宇佐美も点を取るだけでなく、苦しいときに助けるプレーをしてほしい」とバッサリ。宇佐美には今季最短となる後半24分での交代を命じ「ジャッジにイラついていた部分もあったし、連戦というのもあった。判断は間違っていなかった」と語気を強めた。

 シュート2本に終わるなど精彩を欠き、ピッチを去る際に監督との握手もなかったエースは「後半序盤の失点がすべて。相手を勢いづかせてしまった」と落胆。26分のプレー時間を残してベンチに退いたことついて「まだまだ、あそこからだったんで」と不完全燃焼の思いを口にしつつ「交代させられて満足する選手はいないと思います」と悔しさをにじませた。

 好セーブを見せながら今季最多失点となったGK東口も「2点目を取って(チーム全体が)落ちた。やらなアカンことはやらなアカン。全員で攻めて守ってというのを意識しないと、ズルズル行きそう」と危機感を露わにした。次節の横浜戦まで中3日。与えられた時間はわずかでも、タイトルを目指すクラブであるならば、修正するしかない。

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