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主将・宮間「申し訳ない」繰り返し涙 4年間で得たものは「最高の仲間」

[ 2015年7月6日 10:56 ]

米国のロイドと激しく競り合う日本の宮間(AP)

サッカー女子W杯カナダ大会決勝 日本2―5米国

(7月5日 バンクーバー)
 米国に敗れて銀メダルに終わり、号泣したロンドン五輪から3年。またも米国の壁にはね返されたなでしこジャパンの主将・宮間は試合後、「応援してくださった皆さんに申し訳ない」と涙で目をはらした。

 初優勝を果たした前回大会後に澤から主将の大役を引き継ぎ、卓越したキャプテンシーでチームを引っ張ってきた。今大会は全試合フル出場を果たし、高精度のプレースキックで仲間が得たPKを2度とも成功。この試合でも左サイドからのFKで相手のオウンゴールを演出し、MVP3位にあたる「ブロンズボール賞」に輝いた。

 「後悔はないが、チームを勝たせられなかったのが悔しい」「優勝と準優勝は違うので本当に申し訳ない」と言葉を絞り出した宮間。それでも「なでしこはまだまだ続いていくので、応援してもらうようなチームになれたら」と前を向いた。

 W杯の7試合を振り返り、「自分がやれることがすべてやれたし、チームのみんなも本当に頑張った」と仲間を称えた宮間。4年間で得たものを問われると「最高の仲間です」と胸を張ったが、目からは涙がこぼれた。

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2015年7月6日のニュース