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宇津木 Wボランチで強さ発揮!大会初のMVPを獲得

[ 2015年6月29日 05:30 ]

<日本・オーストラリア>後半、岩渕からのパスに走りこむ宇津木(左)

女子W杯準々決勝 日本1―0オストラリア

(6月28日 エドモントン)
 ダブルボランチの一角としてフル出場したMF宇津木が、球際の強さを存分に披露した。

 体格で勝る相手の攻撃陣に猛チャージを仕掛けてボールを奪取。決勝点につながるシュートを打った以外は攻撃に顔を出すことはなかったが、なでしこの心臓としての機能を果たしたボランチは大会初のMVPを獲得した。消耗戦でも運動量は落ちずに「日本の忍耐力は世界トップクラス。逆境でこそ、なでしこの良さが出る」と勝ち誇った。

 10年からフランスのモンペリエでプレーし、5年が経過した。キック力を生かした展開力が武器だが、一番磨かれたのはプレーの激しさだという。澤を押しのけ、最激戦区のボランチで先発に定着した26歳は「自分が海外に行って得てきたものを、みんなのために発揮できた」と確信を得ていた。

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2015年6月29日のニュース