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安藤の思い背負った菅沢「アンチさんのパワー」で貴重な追加点

[ 2015年6月13日 16:13 ]

前半、ヘディングで2点目のゴールを決める菅沢(左)

女子W杯カナダ大会1次リーグC組 日本2―1カメルーン

(6月12日 バンクーバー)
 初戦のスイス戦で左足首を骨折した安藤の代役に抜てきされたFW菅沢が貴重な追加点。前半17分、宮間が左から絶妙のクロスを送ると、ファーサイドで得意のヘッドで合わせて2点目を挙げ「持ち味の高さでアピールできた」と自画自賛した。

 「試合前から得点を決めると(心に)決めていたので実行できたのはよかった」と感激の面持ちで語った24歳のニューヒロイン。初戦は安藤に代わって前半途中からW杯初出場を果たしたが、この日は初先発。「すごい緊張していたけど、周りのフォローもあっていつも通りのプレーができた」と前回優勝を経験した仲間たちの配慮に感謝した。

 この日、安藤が車いす姿でスタンドから観戦し、ベンチには背番号7のユニホームが飾られた。「アンチさん(安藤)みたいなプレーはできないけど、少しでもチームのためにできればと思っていた」と安藤の思いも背負って戦った菅沢。試合前には安藤と「ハイタッチして、ハグした」といい、「アンチさんのパワーが出たのかなと思います」と話した。

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