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連敗3で止めた!マインツ移籍発表の武藤、地震にも動じずPK弾

[ 2015年5月31日 05:30 ]

<FC東京・柏>後半、PKで決勝点を奪い喜ぶFC東京・武藤(手前)

J1第1S第14節 FC東京2―1柏

(5月30日 味スタ)
 FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が30日の柏戦後に、今夏のドイツ1部マインツ移籍を表明した。

 1―1の後半23分、地震による2分の中断の後、自ら奪ったPKで今季9点目を決め、チームの連敗を3でストップ。移籍発表に花を添えた。試合後にスタジアムの大画面で発表し、「自分に関わった全ての人に感謝したい。最初から(ドイツで)ゴールを取っていきたい」とまずは関係者への感謝の言葉を並べた。移籍金は300万ユーロ(約4億800万円)で19年6月までの4年契約。年俸は破格の110万ユーロ(約1億4960万円)という。

 武藤をめぐり水面下では激しい争奪戦が展開され、プレミアリーグの名門チェルシーからも正式オファーが届いた。この日も「悩みました」と振り返り「眠れない時期、サッカーに集中するのが難しい時期もあった」と明かした。それでも、オランダ行きを勧めた本田、「メールで相談に乗ってくれた」という岡崎ら周囲と相談する中、マインツのシュミット監督から「僕が必要だと言ってもらえた」と熱烈ラブコールを送られ、最終的に「本当に必要にしてくれるチームに行くべきだと思った。着実にステップアップしたい」と、日本人が多数在籍するドイツの地を選んだ。

 既にドイツ語の勉強も開始。マインツについて「前から守備して全員がハードワークする。これからもっと世界の舞台で活躍したい」と印象を語った武藤は、第1ステージ終了後に渡独しメディカルチェックを経て正式契約する。

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