×

ハリル日本に“追い風”中立地開催シリア戦会場はオマーンに決定

[ 2015年5月26日 05:30 ]

前回のW杯アジア最終予選でオマーンと激突した日本代表

 政情不安のため中立地開催が予定されていた日本代表のW杯アジア2次予選アウェー・シリア戦(10月8日)の会場がオマーンに決定した。関係者によると、シリアはイラン開催を希望していたが、アフガニスタンなど複数の国と重複したため、第2希望へのスライドを余儀なくされたという。日本にとっては過去に何度も試合経験のある土地で最終予選進出への追い風となる。

【日本代表日程 ロシアW杯アジア2次予選】

 アウェー・シリア戦の会場がオマーンに決まり、日本協会の霜田技術委員長は「何度も試合をしたことのある場所で我々にとっては良かった」と笑みを浮かべた。関係者によると、シリアは近隣イランを第1希望に挙げていたが、調整がつかずに断念。首都ダマスカスから約1600キロ離れたオマーンでの試合開催を余儀なくされる。

 日本はザッケローニ政権下の12年11月を直近に、岡田政権下の08年6月、ジーコ政権下の04年10月など過去に何度もオマーンでの試合を経験。練習場所や宿泊施設などの環境を把握しており準備段階のストレスは少なくて済む。この日、日本協会は既にAFCが発表していた9月8日のアウェー・アフガニスタン戦の会場がイランに決定したことも発表。こちらはアフガニスタンからサポーターが大挙して完全アウェーとなることが予想されるが2次予選の最大のライバルであるシリアとのアウェー戦をオマーンで迎えられることは追い風だ。

 さらに日本協会は6月11日の親善試合イラク戦(日産ス)、同16日のW杯アジア2次予選シンガポール戦(埼玉)に臨む日本代表メンバーを6月1日に発表することを決定。同日から欧州組による国内合宿をスタートし、休養期間を考慮した上でシーズンを終えた選手から順次、合流することになる。国内組を加えた全体合宿は8日から開始。ハリルホジッチ監督は26日にスタッフ会議を開き、練習内容の詳細を詰める方針だ。アジア2次予選の会場が決まり、目標に掲げる全勝突破への準備が本格化する。

続きを表示

2015年5月26日のニュース