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浦和またアジアの壁に…ズラタン先制弾も逆転負けでJ敗退第1号

[ 2015年4月22日 05:30 ]

<浦和・水原>水原に敗れガックリの浦和イレブン

ACL1次リーグG組 浦和1―2水原

(4月21日 埼玉)
 G組の浦和はホームで水原(韓国)に1―2で敗れ、最下位での1次リーグ敗退が決まった。

 これが勢力図の変わったアジアの壁なのか。07年覇者の浦和が逆転負けで姿を消した。5試合で勝ち点わずか1で、Jリーグ勢の敗退第1号。選手には痛烈なブーイングが浴びせられた。前半に好セーブ連発のGK西川は「もどかしい。内容が良くても終盤に失点してしまう」と話した。リーグ戦は無敗で首位ながらACLは4敗目。“内弁慶”を痛感させられた。

 積極采配も実らなかった。後半開始からズラタン、梅崎、阿部を投入。交代枠を使い切り勝負に出た。24分にズラタンが頭で先制したが、5分後に相手の左クロスに永田、青木がマークを外してしまい失点。「いただけない失点だった。欲を言えば1―0で終えれば良かった」と槙野。勝てば突破の可能性が残ったが青写真は一気に崩れた。

 ACLを見据えて11人を補強したが、歯車はかみ合わなかった。試合ごとに選手を入れ替えるだけで連係は深まらない。特に固定できなかった前線の得点力不足は明白だった。「(試合に)多く出ている選手と出ていない選手のコンディションの差は明らか」と嘆く選手もいた。13年に続き2回連続で1次リーグ敗退の浦和。復権へ、多くの課題を突きつけられた。

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