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湘南、敵地で鹿島に20年ぶりの劇的金星! J1では539日ぶり1勝ゲット

[ 2015年3月14日 16:51 ]

<鹿島・湘南>後半ロスタイム、勝ち越しとなるヘディングシュートを決めた湘南のアリソン(中央)はチームメートと喜び合う 

J1第1S第2節 湘南2―1鹿島

(3月14日 カシマ)
 J1第2節は14日、各地で8試合を行い、J2から昇格した湘南は敵地で鹿島に2―1で劇的勝利を飾り、13年9月21日の大分戦(大銀ド)で勝って以来539日ぶりとなるJ1での1勝をマークした。湘南がアウェーで鹿島に勝つのは、1995年以来20年ぶり2勝目。

 湘南は0―1で迎えた後半9分、U―22日本代表DF遠藤航(22)が開幕戦の浦和戦に続いて2試合連続でPKを決めて同点。途中出場していた新外国人FWアリソン(19)がロスタイム突入後の後半46分に遠藤の右クロスを頭で突き刺して劇的な勝利となった。

 アリソンは「とても幸せです。デビュー戦は必ず点を取ると試合前から言っていた。実現できて良かった」と笑顔。後半38分にJデビュー、40分に初イエロー、46分に劇的弾、48分には2枚目のイエローで退場…と濃密な10分間を振り返り「このゴールをブラジルで生まれた子どもに捧げたい。今季はいいシーズンになると思う」とベビーの誕生も発表して喜んだ。

 昨季のJ2リーグ戦では、開幕から14連勝を飾るなどぶっちぎりの強さで優勝。ホームで迎えた前節の開幕戦は、昨季J1で2位の浦和相手に先制しながら1―3で逆転負けを喫し、悔しい思いを味わった。

 それだけに、昨季J1で3位の鹿島に20年ぶりに敵地で勝利を飾ってもチョウ・キジェ監督(46)に笑顔はなし。「クラブとしても久しぶりに勝ったというのも聞きましたし、1つ前に進めたかなと思う。ただ、反省材料もたくさんあるので…」と静かに勝利の味をかみしめた。

 

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2015年3月14日のニュース