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オシム氏に代表戦見て欲しい「日本に関してたくさん話してくれた」

[ 2015年3月13日 19:26 ]

就任会見を行うハリルホジッチ新監督。右は樋渡群通訳

ハリルホジッチ新監督就任会見

 【ハリルホジッチ新監督一問一答5】
 ――ボスニアの紛争がハリルホジッチ監督に与えた影響、サッカーの哲学を。

 ボスニアはデリケートな時代を送った。私の妻が2、3日前に日本の歴史に関する本を送ってくれて読んだ。日本でも非常に難しい時代を送ったことを知った。私も個人的に人生の中で困難な時代があった。ユーゴの戦争の時に私はそこにいたし、けがをすることもあった。国を守るためにたくさん戦った。

 その中で私はフットボールが大好きになった。私は政治的な話も宗教的な話もしないが、フットボールのおかげで人生が素晴らしいものになった。

 私が集中していることは日本代表の監督としてよりよい状態に持っていくこと。熱意に満ち溢れているし向上心を持っているし、皆さんの国で何か成し遂げたいと思っている。フットボールしっかりやっているところ日本に呼んでもらって感謝している。フットボールはマジックのようなもの。フットボールの情熱はいろいろなものに影響してくる。私のすべてはフットボールに捧げている。

 ――ハリルホジッチ監督にとってオシム氏はどんな人か?日本に来るにあたって話したことがあれば。

 ご存知の通りオシムさんは今健康状態が良くない。彼に1年前に会っているし、アルジェリア代表監督をしている時にボスニアと試合をして、彼とたくさん話をした。本当に素晴らしい人物だと思っている。フットボールに関して素晴らしい仕事をしてきたし、ボスニアでは素晴らしい人物として皆評価している。

 (オシム氏は)フットボールだけではなくて政治的にも彼は国をサポートしてきた。彼と、もしくは彼の友人とコンタクトをとって、健康状態はどうかと話をしてきたしが、最近はあまり会えていない。日本の協会の関係者がオシム監督とコンタクトをとったかは知らない。

 私が期待したいのはいつか彼が日本に来て試合を見て欲しいということ。会長を始め皆さんに彼と一緒に試合を見て欲しいし、おそらく彼は見に来ることになればうれしいのではないか。なぜかというと本当にオシムさんは日本が大好きだから。日本に関してたくさん話をしてくれた。

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2015年3月13日のニュース