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日本代表監督 ハリルホジッチ氏就任内定 12日に正式契約へ

[ 2015年3月5日 19:23 ]

2014年6月、W杯ブラジル大会のドイツ戦で指揮を執るアルジェリアのハリルホジッチ監督

 日本サッカー協会の霜田正浩強化担当技術委員長は5日、アルジェリア代表監督を務めたバヒド・ハリルホジッチ氏(62)を次期日本代表監督として12日の理事会に推薦すると明らかにした。条件面では基本合意しており、理事会の承認後に正式契約する。 

 交渉役を務めた霜田委員長は4日、フランスから帰国し「まだ何もしゃべれない」と語ったが、いつごろ話せるようになるかとの問いには「そろそろ」と発表が近いことをうかがわせていた。

 ハリルホジッチ氏はイビチャ・オシム元日本代表監督と同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身。アルジェリアを同国初のW杯1次リーグ突破に導き、決勝トーナメント1回戦では優勝国ドイツと延長にもつれる接戦を演じた。フランスなどで多くのクラブを指揮し、コートジボワール代表も率いた。現役時代には旧ユーゴスラビア代表として1982年W杯に出場している。昨夏のW杯ブラジル大会でアルジェリア代表を16強に導いた実績を持つ。

 ◆バヒド・ハリルホジッチ氏 1952年10月15日、旧ユーゴスラビアのヤブラニツァ(現ボスニア・ヘルツェゴビナ領)生まれの62歳。現役時代はFWで、ナントでは82~83、84~85年にフランスリーグ得点王。旧ユーゴスラビア代表では82年W杯スペイン大会出場など15試合8得点。87年に引退。ユーゴ内戦を機にフランスへ移住して指導者の道に入り、ラジャ・カサブランカ(モロッコ)を率いて97年アフリカCL優勝。リールでは1部昇格初年度の00~01年に3位に入り、年間最優秀監督。代表チームではコートジボワールを10年W杯南アフリカ大会出場に導きながら、同年のアフリカ選手権準々決勝敗退で解任。11年からアルジェリア監督を務め、14年W杯ブラジル大会16強。

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2015年3月5日のニュース