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浦和 J1開幕前に泥沼3連敗 阿部「結果がすべて。悔しいですね」

[ 2015年3月4日 22:31 ]

試合終了後、サポーターにメッセージを送る浦和・阿部

ACL1次リーグG組第2戦 浦和0―1ブリスベン

(3月4日 埼玉)
 浦和は今季ホーム初戦を飾れず、公式戦3連敗スタート。平日ながら埼玉スタジアムに駆け付けた1万3千人を超えるサポーターは前半終了時には激しいブーイングを浴びせたが、試合終了のホイッスルを聞くとブーイングに深いため息もまじった。

 昨年10月に右腓骨を骨折し、今季ここまで2戦連続ベンチ外だったFW興梠が強行出場。しかしエースの躍動する姿を見る前に、開始早々いきなり失点を喫した。前半2分、中盤でパスをつながれるとMFブロイヒにドリブルで攻め込まれ、最後はMFボレロにGK西川のニアを抜くシュートを決められて先制点を献上。その後も苦しい展開が続くと後半開始からペトロヴィッチ監督は加賀、ズラタンに代えて梅崎と石原を投入し、2トップから1トップ2シャドーの形に移行した。

 後半序盤はそれが機能して興梠、MF柏木がチャンスをつくるも、同6分にDF那須が自らのミスで抜け出されそうになった相手を後ろから倒して一発退場。反撃ムードは途切れ、38分に投入されたFW李忠成も決定機を生かせずに終わった。

 ズラタン、石原ら積極的な補強でタイトルを目指したシーズンだったが、7日のJ1開幕を前にACL、富士ゼロックス・スーパー杯と公式戦3連敗。ベテラン阿部は試合後、「良い部分もあったが結果がすべて。何を言っても結果で示さないと…悔しいですね」と話し、「(ACLで)あと4試合。勝つしかないんで全力を尽くして頑張りたい」と前を向いた。

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2015年3月4日のニュース