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浦和、豪州王者にホームで敗戦…響いた那須退場、今季公式戦3連敗

[ 2015年3月4日 21:19 ]

<浦和・ブリスベン>後半、浦和DF那須はレッドカードで一発退場

ACL1次リーグG組第2戦 浦和0―1ブリスベン

(3月4日 埼玉)
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ第2戦が4日に行われ、G組の浦和はホームでオーストラリア・Aリーグ王者のブリスベンに0―1で敗戦。逆転負けを喫した第1戦に続く2連敗で、同組最下位となった。浦和は2月28日の富士ゼロックススーパー杯もG大阪に敗れており、今季公式戦3連敗。悪い流れのまま7日のJ1開幕戦・湘南戦を迎えることになった。

 富士ゼロックススーパー杯から中3日の浦和は、昨年10月に右腓(ひ)骨を骨折したFW興梠が今季初出場。ズラタンとの2トップで攻撃を仕掛けていく狙いだったが、逆に開始早々に失点してしまう。前半2分、中盤でボールを奪われると素早く右クロスを上げられ、MFボレロにGK西川のニアを抜くシュートを決められて先制点を献上。浦和はその後、興梠、柏木を中心に相手ゴールに迫ったが、得点を奪えないまま0―1で前半を終え、サポーターのブーイングを浴びた。

 後半、ペトロヴィッチ監督はズラタンとDF加賀に代えてFW石原とMF梅崎を投入。興梠の1トップに変更すると攻撃にリズムが出て、同3分には柏木のパスから興梠が惜しい右足シュートを放った。しかし6分、DF那須が抜け出したFWカルジェロビッチを後ろから倒してしまい、レッドカードで一発退場。数的不利となった浦和は、38分にはMF鈴木に代えてFW李忠成を投入して勝負に出たが決定機を生かせず、そのまま0―1で敗戦。今季ホーム初戦を飾れなかった。

 浦和は1―2で敗れた2月25日の水原(韓国)戦に続いて2連敗。過去ACLで連敗スタートから1次リーグ突破を果たしたJクラブはなく、8年ぶりのアジア制覇へ早くも苦境に追い込まれた。

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2015年3月4日のニュース