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本田 消化不良のチームに苦言「考え方、ビジョンが違いすぎる」

[ 2015年3月2日 05:30 ]

キエーボ戦の後半から出場し、競り合うACミランの本田(右)

 ACミランの日本代表MF本田圭佑(28)が乗れないチームに苦言を呈した。28日のキエーボ戦は後半から出場。同3分、いきなりバー直撃のシュートを放ったが、結局0―0に終わった。試合後は「見ての通り難しい試合。シュートの入る、入らないは深く考える必要はない。本質をチームとして追求していく必要がある」と厳しい表情だ。

 前半、停滞する攻撃を見かねた本田はダイレクトパス、味方との距離感を縮めてプレーすることを心がけた。「それがミランに足りないところというのは明らか。ただ自分1人ではチームを変えることはできない。本質というのは11人の総合力をいかに高めるかという考え方ですね」。チーム全体で変革が必要なことを示唆した。

 最後はインザーギ監督についても言及。「考え方、ビジョンが違い過ぎるのが今の課題。同じように保つためイタリア人をより多く送り込んでるのかもしれないけど、結局ダメなわけで。監督もやりたいようにやればいいと思う。ミランはイタリアの中で一番政治的なクラブでしょ。良くも悪くもだと思うし監督のプレッシャーも計り知れない。もちろん難しいんでしょうけど」。消化不良なのは明らかだった。

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