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南野&久保 五輪1次予選招集OK!所属クラブが派遣を“容認”

[ 2015年2月16日 05:30 ]

リオ五輪アジア1次予選に招集できる可能性が高くなった南野(右)と久保

 16年リオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表は15日、遠征先のシンガポールから帰国した。3月にマレーシアで行われるリオ五輪アジア1次予選に海外組のヤングボーイズFW久保裕也(21)、ザルツブルクFW南野拓実(20)を招集できる見通しであることが判明。6大会連続の五輪切符獲得へ、まずは1次予選をベストメンバーで戦う態勢が整いそうだ。

【U―22代表日程 リオ五輪1次予選】

 盤石の布陣でアジア1次予選を戦う。日本協会はこれまで久保、南野の所属するヤングボーイズ、ザルツブルクとコンスタントに接触。1次予選に招集できるように交渉してきたが、同協会関係者が「(久保、南野の招集は)大丈夫そうだと聞いている」と好感触を得ていることを明かした。

 今回の予選は国際Aマッチデーと日程が重なるため所属クラブのリーグ戦は中断されるが、五輪予選そのものは国際Aマッチには認定されない。そのため選手拘束の優先権は協会側になく、招集にはクラブ側の許可が必要になる。それがクリアできる見通しとなった。

 大きな戦力アップとなる。2人が初めて手倉森ジャパンに参加した12月のタイ・バングラデシュ遠征ではU―21タイ代表戦で久保がアシストを記録。バングラデシュ代表戦では南野がゴールを決めるなど、“新入り”ながら、いきなり結果を出した。

 手倉森監督も久保について「ベテランのようだ」と年齢離れした風格を絶賛。1世代下からの飛び級だった南野についても「グイッと五輪世代に入って来た」と称えていた。久保は3月21日、南野は同22日までリーグ戦があるため、直前の合流となるが、2人が“再加入”すれば最終予選出場をより確実なものに近づけるはずだ。

 手倉森監督は今後、再びキャンプ地視察を行い、その後はACLなどを視察する予定。今月25日前後には50人のラージリストを完成させ、3月3日前後に23人を発表する予定。国内組に関しても1クラブからの選出人数に制限を設けないことで申し合わせも済んでおり、文字通りベストメンバーを選ぶ。

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2015年2月16日のニュース