遠藤＆今野が今季初出場、宇佐美キレキレ　ＡＣＬへ順調仕上げ

横浜・喜田（手前）と競り合うＧ大阪・遠藤

練習試合 Ｇ大阪１―０横浜

（2月13日 宮崎・綾町）
　３冠王者が万全の仕上がりだ。Ｇ大阪は宮崎キャンプ最終日の１３日、横浜と練習試合で対戦し、１―０で勝利した。

　完成度が違う。アジア杯に出場していたＭＦ遠藤とＭＦ今野がクラブでは今季初めて出場。昨年の主力が先発にそろい踏みすると、モンバエルツ新監督が就任したばかりの相手を圧倒した。後半４３分にＭＦ大森がミドルシュートを突き刺して先制し、ＤＦ陣も体を張って完封勝利。長谷川監督は「合宿の終盤で疲れが残るなか、勝負にこだわってやってくれた。チャンスもたくさんあった」と満足感を漂わせた。

　ＦＷ宇佐美も華麗なダイレクトボレーで相手ゴールを脅かすなどキレのある動きを見せた。「９０分間やって足にくることはなかった。あとは公式戦をしながら合わせていきたい」と手応えを口にした。

　この横浜戦が、ＡＣＬ１次リーグの初戦（２４日、相手未定）前の最後の練習試合。さすがの安定感を示したチームはこの日帰阪し、あとはコンディション調整に専念する。新鮮味はなくとも熟成度はアップ。風格を漂わせつつ３年ぶりのアジアの舞台へ向かう。