鹿島　引退の新井場氏　練習に参加「引退試合はサブだな」

　鹿島に“ビックリ”テスト生が現れた。鹿島市内の練習場で１時間３０分の調整を行い、前日１０日に期限付き移籍での加入が決まった元日本代表ＦＷ金崎夢生（２５＝前ポルトガル２部ポルティモネンセ）も初参加。その中でも一際サポーターの目を引いたのは、Ｃ大阪に在籍していた昨季限りで現役を引退した新井場徹氏（３５）だった。

　３年ぶりに鹿島の練習着を着てランニングなどをこなした。もちろん冗談だが、クラブ幹部によると、新井場氏は今夏、柳沢敦コーチ（３７）や中田浩二ＣＲＯ（３５）とともに予定されている引退試合での起用を見極めるテストだった模様で、残念ながら紅白戦には出場できず。

　新井場氏は「きょうは挨拶だけして帰ろうと思ったけど、トニーニョ・セレーゾ監督から“やれ、やれ！”と言われたので…」と明かし、「（引退試合は）サブだな」と笑った。