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宇佐美 アギーレ前監督に感謝「課題をつきつけてくれた」

[ 2015年2月5日 08:05 ]

宮崎キャンプ初日の練習で汗を流すG大阪FW宇佐美

 3冠王者のG大阪は4日、宮崎・綾町での2次キャンプをスタートさせた。エースFW宇佐美貴史(22)は、前日3日にアギーレ監督が解任されて横一線となった新生日本代表入りへ決意新た。5日に同所である蔚山現代(韓国)との練習試合をACLへのシミュレーションととらえつつ、念願の日の丸へのアピールも誓った。

 アギーレ監督の突然の解任劇から一夜明け、宇佐美があらためて代表入りへの決意を口にした。「ピッチの上で自分がやるべきことは変わらない」。誰が監督になっても呼ばれるほどの圧倒的なパフォーマンスを示すことを誓った。

 昨年8月にアギーレ監督が就任して以降、待望論が沸き起こりながら代表招集はゼロ。それでも「(アギーレ監督は)結果以外の部分も見ていたし、課題をつきつけてくれた。そういうことをしないと入れないという気持ちにさせてくれましたし、自分にとってはためになりました」と、献身性やハードワークの重要性を実感させてくれた代表指揮官に感謝した。

 新監督の下で迎える3月の親善試合に向けて横一線の選考が始まる中、最初のアピールの場にしたいのが、4日の蔚山との練習試合だ。ACLグループステージでは、韓国の城南FCと同組。「激しさや運動量とか、韓国の選手ならではのものがある。この時期にやれるのは、ありがたいこと」。アジア制覇を目指す上で絶好の“前哨戦”を前に「フィジカルで勝負するより、柔よく剛を制すというか柔軟さと技術でいなしていければ」と意気込んだ。

 この日の練習ではACLの公式球を使用。Jリーグと比べて「すべりやすい感じ。試合や練習の中で慣らしていきたい」と感触も確かめた。アジア王者と代表入りというチームと個人の2つの目標達成へ。今季の練習試合で2戦連発と好調のエースが、さらにギアを上げていく。

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2015年2月5日のニュース