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アギーレ監督 違約金はなし…契約解除に「やむを得ない」

[ 2015年2月3日 18:16 ]

会見で、報道陣に頭を下げる大仁邦弥会長

 日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)が3日、東京都文京区のJFAハウスで緊急会見を開き、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)との契約を解除することを発表した。この日午後にアギーレ監督に直接、契約解除を伝え、指揮官も「やむを得ない」と同意したという。

 アギーレ監督は連覇を目指した1月のアジア杯では準々決勝でUAEにPK戦の末敗れ、5大会ぶりに4強進出を逃した。それでも「指導者としての手腕を高く評価していた」という大仁会長。、契約解除を決断した理由は、八百長疑惑に関する告発がバレンシアの裁判所によって受理されたことを確認し、「日本代表への影響」を懸念したためと説明。「W杯予選に影響ができるだけ出ないようにリスクを排除する必要があると考えた」と決断へと至った背景を説明し、告発が受理されなければ「この体制を維持したかった」と“アギーレジャパン”でW杯予選を戦う考えだったことを明かした。

 契約解除に伴う違約金について、同監督側との交渉は終了しており、「条件面については合意している」と同会長。「内容は守秘義務があるので申し上げることはできないが、違約金という形ではない」と話した。

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2015年2月3日のニュース