×

ファルカン、加茂、オシム氏 短期間で日本代表監督を退いた指揮官たち

[ 2015年2月3日 18:11 ]

 日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)が3日、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)との契約を解除することを発表した。

 これまでにも任期を全うすることなく、短期間で契約を解除、あるいは退任せざるを得なかった日本代表監督も過去に存在した。

 ブラジル出身のパウロ・ロベルト・ファルカン氏は94年に就任。FW小倉やMF前園ら若手を積極的に起用するも、選手の創造性を重んじる指導法や周囲とのコミュニケーション能力が疑問視され、同年10月のアジア大会で準々決勝・韓国戦に敗れ解任された。

 また、加茂周氏はファルカン氏の後を受け94年12月に就任。積極的にプレッシャーをかけチェックにいく「ゾーンプレス」と呼ばれる戦術を採用したが思うような成績を残せず。98年W杯フランス大会アジア最終予選でUAEに引き分け、韓国に逆転負けし、カザフスタン戦で引き分けた後に更迭。その後、コーチから急きょ就任した岡田武史監督によって日本は初のW杯切符を勝ち取った。

 ジーコ監督で戦った06年のドイツW杯後にはイビチャ・オシム氏が同年7月に就任。人もボールも動くサッカーを掲げ、いろいろなポジションができる「ポリバレント」な選手を多く招集した。07年11月16日に千葉県内の自宅で脳梗塞で倒れ、退任。志半ばでのリタイアとなったが、今でも日本代表に貴重な提言を行っている。

続きを表示

2015年2月3日のニュース