×

本田“世界基準”強化策の必要性訴える「代表の価値変えたい」

[ 2015年1月25日 05:30 ]

霜田技術委員長(左)と歩きながら話す本田

アジア杯

(オーストラリア・シドニー)
 FW本田圭佑(28=ACミラン)は“世界基準”での代表強化の必要性を訴えた。UAE戦から一夜明けた24日、日本代表はシドニーで解散。25日に帰国する本隊に先駆け、欧州組の一部はチームに合流するため欧州に向けて出発した。グレーのスーツ姿でシドニー国際空港に姿を現した本田は、代表の強化指針を問われると「日本代表の評価を世界に知らしめるために、欧州の強いチームとたくさん試合をしたいというのはありますね」と自らの希望を口にした。

 連覇を目指して臨んだ今大会では「プレッシャーに打ち勝てなかった」とUAEとのPK戦で自らも外すなど、96年UAE大会以来となるベスト8敗退。アジアの壁が立ちはだかったが、世界のトップを目指す本田の視線はあくまでもワールドワイドだ。「どちらかというと我々が(UAEに)食われたのと逆の回数をどんどん増やす。下馬評で我々の方が下回る相手とどんどんやって、代表の価値を変えたい」と訴えた。

 14年W杯ブラジル大会の1次リーグ敗退に続き期待外れの結果に終わり、エースには下降している日本サッカーへの評価を再び上昇させたい思いが強い。もちろん、そこには自信があるからにほかならない。ベスト8で敗退したが、現代表は前回カタール大会で優勝したザックジャパンとの比較で「完成度、戦い方、技では今大会の方が上回っている」と言ってはばからない。

 ザックジャパンはアジア杯優勝後、順調に成長しフランスやベルギーを敵地で撃破。だが肝心なW杯本番では力を出し切れなかった。だからこそ本田は今後の強化方針の重要性を訴える。世界の頂点を目指し、まずは1カ月近く離れたACミランでさらなる戦いに打ち勝つ。

続きを表示

2015年1月25日のニュース