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森勇介、J3相模原へ完全移籍…東京Vに骨埋める覚悟も

[ 2015年1月12日 15:00 ]

 J2東京VのDF森勇介(34)がJ3相模原に移籍することが12日、分かった。J3でのプレーは自身初で、相模原へは完全移籍での加入となる。

 森は清水ジュニアユース、清水東高を経て99年に当時J1だったV川崎(現J2東京V)入り。仙台、京都でのプレーを経て05年から10年まで6年間在籍した川崎Fでは、右ウイングバックや右サイドバックを主戦場に主力として活躍し、06、08、09年と3度の年間2位に貢献した。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも19試合に出場。07年には、オシムジャパンの代表候補合宿に2度選出されている。

 11年には、11年ぶりに東京Vへ復帰。主に右サイドバックとして出場し、得意のドリブル突破から正確なクロスで多くのチャンスを作った。面倒見がいいことから後輩に慕われ、12年の後半戦は主将の重責も担った。だが、昨年は三浦泰年前監督(49)の構想から外れ、8月にはJ2岐阜に期限付き移籍していた。リーグ戦の通算成績はJ1が162試合6得点、J2が169試合6得点。昨季は東京Vで5試合0得点、岐阜で10試合0得点だった。

 森は、11年に復帰した際、プロ生活をスタートさせた東京Vに骨を埋める覚悟を固めていた。だが、クラブの急激な若返り方針によって、方向転換せざるを得なくなった。そこへ、相模原から獲得オファーが届き、元日本代表MFでもある相模原の望月重良社長(41)から熱心に口説かれ心が動いた。清水東高、東京Vでともにプレーし、森の能力や人柄を高く評価する相模原の元日本代表FW高原直泰(35)からの強い後押しも決断の決め手となったようだ。

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2015年1月12日のニュース