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日テレ 5大会ぶり皇后杯制した!田中が祖父母に贈るV弾

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<日テレ・浦和>前半19分、ゴールを決め喜ぶ日テレ・田中(中央)

女子サッカー皇后杯決勝 日テレ1―0浦和

(1月1日 味スタ)
 女子サッカーの皇后杯決勝が行われ、日テレが浦和を1―0で下し、5大会ぶり11回目の頂点に立った。前半19分にFW田中美南(20)が決勝ゴールを挙げ、1点を守り抜いた。当時18歳の13年3月のアルガルベ杯でなでしこジャパンデビューした若きストライカーが、日本代表の佐々木則夫監督(56)の前で代表返り咲きを猛アピール。病気を患う祖父母へ贈るゴールで、20歳の期待の星がW杯イヤー元日から好スタートを切った。

 祖父母への思いを右足に込めた。前半19分、田中が自らのポストプレーからチャンスをつくると、味方のシュートのこぼれ球が転がってきた。思い切り叩きつけた低い弾道のシュートはゴール左を豪快に射抜いた。「点を取ることができてうれしい」と決勝ゴールに胸を張った。大会前、祖母・永子さんの肺がんが発覚。祖父・定利さんも体調を崩した。試合前に「応援しているから」とメールをくれた2人は、青森県内でテレビ観戦していた。「2人に(テレビで)メダルを見せたかった。いい報告ができる」と笑顔を見せた。

 W杯連覇の懸かるなでしこジャパンは6月に同カナダ大会を控える。この試合にはメンバー選考に頭を悩ます佐々木監督も視察に訪れていた。代表からは1年以上も遠ざかっているが、20歳のストライカーは復帰に向け最高のアピールをした。

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