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アギーレ監督 W杯予選ホーム全勝ノルマ アジア杯連覇は“当然”

[ 2015年1月1日 09:35 ]

声援に笑顔で応えるアギーレ監督

年越し代表合宿

 アジア杯の連覇はもはや至上命令だ。八百長疑惑の渦中にあるアギーレ監督は自身の清廉さを主張するかのような口調で熱く語った。「私はうそをつくことも人々を惑わすことも嫌いです。日本がW杯で優勝できるか、と言えば難しいと言わざるを得ない。だがアジア杯では優勝候補であり優勝しなくてはいけない」

 就任から4カ月。映像も含めば、日本人がプレーする試合は100試合以上を見た。能力の高さは予想以上だ。「いい意味で驚きを感じている。香川、本田はスペインのビッグクラブで問題なく通用する。武藤はあす、スペインに行ってもいいプレーができる」。アジアでの優位を確信した。

 6月にはW杯予選が始まる。メキシコ代表の選手、監督として3度のW杯予選を経験した実績がある。「全てのホーム試合に勝つことが重要。ホームで全勝すれば80%の確率でW杯に行ける。私は監督、コーチとしてホームの試合は10戦10勝だった。メンバーは常に次の試合を考え、ベストの状態の選手を呼ぶ。固定はしない」。15年は、選手選考も公式戦モードだ。

 八百長問題は予断を許さない。告発が受理されれば、進退問題は一気に動きだす。指揮官は「中国には“問題に解決があるなら心配しても仕方ない。解決しないなら、それを心配しても仕方ない”という格言がある」と話す。サッカー人生を懸けた“重要な一年”となる。

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2015年1月1日のニュース