×

久我山 非情采配1勝 先制弾の小林和を前半で交代

[ 2015年1月1日 05:30 ]

<国学院久我山・前原>先制ゴールを決め喜ぶ小林和(右)

第93回全国高校サッカー選手権大会第2日 国学院久我山1―0前原

(12月31日 駒沢)
 国学院久我山の李済華監督が非情采配で初戦突破を果たした。前原相手の前半3分。左サイドから切れ込んできたFW渋谷のパスをFW小林和が左足で合わせて先制。だが、迫力ある攻撃は序盤だけで、それ以降は一気にペースダウンした。

 指揮官はハーフタイムに早くも動いたが、ベンチに下げたのはなんと小林和。「中盤から上の選手はみんなひどかった。やり玉に挙げたのが小林だった」と説明した。

 96年に同校のコーチを務め、04年から指揮を執る李済華監督は今季限りで現場から退く意向。13年度は初戦で負けたが、花道となる今大会は荒療治で勝利への執念を植え付けた。決勝点で、本来なら殊勲の小林和は「代えられて悔しい。次は絶対に取り返したい」と反骨心をむき出し。目標の8強へ選手の目の色が変わったのが何よりの収穫だった。

 ▼前原・和仁屋監督 相手のDFラインがしっかりしていて、もう少しのところで崩せなかった。ただ、悔しいけれど、前原らしさは出せた。やり切ったという気持ちもある。

続きを表示

2015年1月1日のニュース