本田　指揮官への信頼揺るがず「身内を信用しないわけには…」

タイ・バンコク郊外で開かれたサッカー教室で、小学生と対戦する本田

　日本代表ＦＷ本田は、八百長疑惑の渦中にあるアギーレ監督への変わらぬ信頼を示した。

　２７日にイタリアからタイに入り、自身が主宰するサッカースクールをバンコク市内で開催。指揮官の八百長疑惑について「イタリアにいると伝わってこない。海外にいる人は誰も気にしていない」と話し「身内を信用しないわけにはいかないというのが自分自身の哲学」と訴えた。チームへの影響についても「何とも思っていない。見守りましょうという程度じゃないですか。プレーの質を高めることに集中している」と一蹴した。

　アジア杯に向けては「期待された選手が点を取るのはもちろん、そうでないポジションの選手が点を取ることが優勝する上で大事」と総力戦となることを力説。「以前よりは点に対しての思いというのは強くなっている」と得点への強い意識も口にした。ライバルにも言及し「前回も紙一重の勝負が多かった。今回はもっと厳しい戦いになるんじゃないかな。オーストラリアは本拠地ですから、絶対に負けられないという思いで来る。優勝候補になるんじゃないでしょうか」と開催国を警戒した。２９日からの代表合宿に備えて、２８日に帰国する。