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アギーレ監督 冷静強調も気色ばむ場面も「有罪が証明されるまでは無罪だ」

[ 2014年12月27日 20:51 ]

表情がさえないアギーレ監督

 サッカーのスペイン1部リーグでの監督時代に八百長に関与した疑いで告発を受けた後、初めて公の場に姿を現した日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)は27日、東京都内で記者会見し、激しいカメラのフラッシュを浴びながらも「私は落ち着いている」と何度も冷静さを強調した。しかし、言葉とは裏腹に口調は次第に熱を帯び、紅潮した顔で自身の疑惑について釈明した。

 急きょ設定された記者会見には約170人の報道陣が集まり、監督の口座に振り込まれたとされる金の流れや、辞任の意向を問う質問も相次いだ。最後には「(他の関係者は)このような質問で責められていない。有罪が証明されるまでは無罪だ」と気色ばんで反論した。

 29日には就任後初の公式大会となる来年1月のアジア・カップに向けた日本代表の合宿が始まる。日本サッカー協会の原博実専務理事は会見に先だって、東京都内で「このまま合宿に入ると大変な雰囲気になる。彼の言葉で話した方がいい」と会見の場を設けた意図を説明した。

 通常は協賛企業の名前が列記された看板の前で行われるが、この日は疑惑に関わる会見であることを配慮してか、使用されなかった。

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2014年12月27日のニュース