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麻也、在籍経験のない千葉の昇格PO敗戦に「落胆した」ワケ

[ 2014年12月27日 13:18 ]

 サッカー日本代表DF吉田麻也(26=サウサンプトン)が26日、自身のブログを更新。25日に発表された名古屋時代の先輩、MF山口慶(31=J2千葉)の現役引退を心の底から惜しんだ。

 「山口慶引退」とエントリーした吉田は、「先日の千葉と山形の入れ替え戦 朝起きてすぐネットでチェックした。落胆した」と12月7日に行われたJ1昇格プレーオフ決勝戦で、今季J2で3位の千葉が同6位の山形に敗れて6年ぶりのJ1復帰を逃したことについて言及。

 「きっと多くのジェフサポーターもJ1昇格のチャンスを逃し落胆したに違いない」と千葉サポーターの胸中を思いやった上で、「ただ僕はそれに加えて『あぁ、慶君引退しちゃうのかな…』という落胆の方が大きかった」とその時の正直な気持ちを振り返った。

 吉田は、自身が名古屋のジュニアユースに所属していた12歳の時に5歳上で当時名古屋ユースに所属していた山口と出会い、トップチームに昇格してからは食事をねだっては面倒を見てもらう親しい間柄に発展。「名古屋のお店も遊びもほぼ慶君に教えてもらった」という“人生の師匠”のような存在だったそうで、「慶君が名古屋から契約満了を知らされた時も一緒にいたが後にも先にもあんなにクラブに嫌悪感を抱いたのはあの時だけだ。笑 今ならそういったクラブの事情も理解できるが当時の僕は20歳ぐらいで僕は一人怒り狂っていた」と世話になった先輩への深い愛情をにじませた。

 山口が10年に名古屋から千葉に移籍して以降は、吉田にとっては本来縁のないチームのはずの千葉の練習場やスタジアムを何度か訪れ、「スタジアムの規模、立派なクラブハウスをみてJ2にいるチームではない。すぐにJ1に昇格すると確信した。が、思いのほか時間がかかってる。まぁそこらへんは今後、関さんとロンドン五輪チームスタッフにお任せしよう。笑 昇格を逃したことに関して慶君もかなり責任を感じていた。引退する前にそれが出来なくて相当残念だったみたい。千葉のみなさん、来年は期待しています」と山口がやり残したJ1昇格を千葉の関塚監督やスタッフ、選手に託す思いを打ち明けた。

 山口との付き合いを通じ「良い先輩 いや、良き友を持ったと心から思った。いけねぇ、今回は柄にもなくなんだかしんみりしちまった。てやんでぃ」と涙をぐっとこらえた吉田。「ありがとう慶君!そして、本当にお疲れ様でした!そしてそして、これからも吉田の尻拭いよろしく」と永遠の友情をお願いしてブログをしめくくった。

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2014年12月27日のニュース