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昨季4冠INACが無冠終戦 澤、雪辱の誓い「一からやり直す」

[ 2014年12月22日 05:30 ]

千葉に敗れ、肩を落とすINAC神戸イレブン

 INAC神戸が無冠でシーズンを終えた。皇后杯は21日、各地で準々決勝4試合が行われ、4連覇中のINAC神戸は0―1で千葉に敗れた。MF澤穂希(36)が開始早々に負傷退場したことも響き、昨季4冠の女王が寂しくピッチを去った。浦和は2―0で伊賀に快勝。仙台は6―1で岡山湯郷に大勝、日テレは3―0で新潟を下した。

【皇后杯結果】

 INAC神戸があまりにも早い終えんを迎えた。前半2分、ボール奪取を試みた澤がつんのめるように転倒。一度はピッチに戻ろうとしたが、悪化を懸念して同9分に交代。大黒柱を失ったチームは見せ場もなく零敗した。

 リーグ戦で6位に終わり、5連覇を狙った今大会は06年以来8年ぶりの準々決勝敗退。内側側副じん帯損傷で大事には至らなかった澤は「毎日、単に練習していて修正できていなかった。負けを認めて次につなげないと」と唇をかんだ。

 10月に就任した熊田監督は公式戦6戦で1勝のみ。指揮官交代は決定的となった。FW川澄も来年のW杯前の米リーグへの期限付き移籍は凍結する考えで、DF近賀、FW大野らもそろう予定。「一からやり直す。自分もまだまだやらないといけない」。W杯イヤーの15年、澤とともにかつての女王が再出発する。

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2014年12月22日のニュース