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J2降格の大宮“厳冬”突入…連日の契約満了発表すでに7人

[ 2014年12月14日 13:44 ]

大宮退団が決まった増田誓志

 来季のJ2降格が決まった大宮に厳しい冬の風が吹いている。

 クラブは9勝8分け17敗の16位で降格が決まった今月6日の最終節以降、来季の契約を更新しない選手を続々と発表。

 時系列順に追っていくと、5年間在籍し、J1通算258試合に出場しているGK北野貴之(32)との契約満了が10日に発表されたのを皮切りに、11日に渋谷洋樹監督(48)の来季続投が発表されたのを挟んで、12日にはJ1通算127試合に出場しているGK江角浩司(35)と来季の契約を更新しないことを発表。女優の江角マキコ(47)を遠戚に持つことでも知られる江角は9年間に渡って大宮に在籍しており、チームに衝撃が走った。

 そして、翌13日には、今季期限付き移籍で加入したばかりの元日本代表MF増田誓志(29)、同じく今季完全移籍で加入したばかりのMF橋本晃司(28)、06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会にも出場した元韓国代表のMF趙源熙(チョ・ウォニ=31)の両選手と計3人とも契約満了を発表。

 14日には5年間在籍し、今夏からJ1仙台に期限付き移籍していたDF村上和弘(33)、今季J2群馬に期限付き移籍していた下部組織育ちで元U―17日本代表MF宮崎泰右(22)と来季の契約を更新しないことを発表した。

 これですでに発表された契約満了選手は7人だが、スロベニア代表で映画俳優並みのルックスでも知られるFWズラタン(30)は、ホームタウンが同じJ1浦和へ“禁断の移籍”となることが決定的。古巣のG大阪やC大阪が獲得に乗り出している元日本代表MF家長昭博(28)ら他クラブが獲得に興味を持つ選手も複数いる。

 クラブは、降格決定の翌日(7日)に鈴木茂社長(61)の名前で「大宮アルディージャを支えてくださる皆さまへ」と題する長文をクラブの公式サイトに掲載。「皆さまのご期待に沿うことができず、心よりお詫び申し上げます」と降格を謝罪した後で「来シーズンに向けては、クラブ一丸となり1年で『J1復帰』を果たせるよう全力を尽くしてまいります」と約束した。関係者によると、鈴木社長は留任の方向だという。

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2014年12月14日のニュース