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宇佐美 天皇杯決勝“3冠弾”でアジア杯選出へラストアピールだ

[ 2014年12月11日 05:30 ]

ミニゲームでドリブル突破するG大阪・宇佐美(左)

 “3冠弾”で代表入りへラストアピールだ。13日の天皇杯決勝・山形戦(日産ス)で、00年の鹿島以来となる3冠を狙うG大阪は10日、吹田市内で調整。FW宇佐美貴史(22)が、有終の美を飾るゴールを決めてのタイトル奪取を宣言した。来年1月のアジア杯の予備登録選手にも選出されたガンバのエース。夢の日の丸切符獲得のためにも最後の力を振り絞る。

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 最高のフィナーレへ向け、宇佐美が静かに闘志を燃やした。「タイトルを2個取って、3つ目を取れなかったら逃したと言われる。それも、シャクなんで。充実感を手にするためにも、ここまで来たら3冠を取る」。Jリーグの全タイトル奪取を高らかに宣言した。

 天皇杯は今季、ここまで出場した3試合すべてでゴールを決めて計4得点。さらに山形とは昨季J2で対戦し、2発で優勝に導いた。得点への期待感と好材料が揃った中で迎える大一番。「大舞台で点を取れないのは自分らしくない。決めなきゃいけないところで決めてきたので」とプライドと自信をにじませた。

 Jリーグ王者として初めて臨む公式戦。「チャンピオンのプライドを見せたいし、力の差を見せつけて勝ちたい」と意気込んだ。

 夢へのラストアピールの場でもある。8日に発表されたアジア杯の予備登録50人に選出。アギーレ・ジャパン招集歴なしからの大逆転選出へ、「大きな舞台ですし、アピールの場になる。最後に1つでも2つでもアピールできればいい」と12年11月以来、2年ぶりの日の丸への意欲も口にした。

 14年を3冠で締めくくり、18年ロシアW杯への道を切り開く。2つの夢の実現へ、エースが魂を込めた集大成のプレーを見せる。

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2014年12月11日のニュース